メキシコ対ボリビアはスコアレスに終わった [写真]=LatinContent/Getty Images
11日からチリで開催されている国際大会「コパ・アメリカ2015 チリ」。12日にビニャ・デル・マールで行われたグループAの第1節でメキシコ代表とボリビア代表が対戦した。
主導権を握ろうとするメキシコに対して積極的なプレスで対抗したボリビアは、14分に左サイドからのクロスをリカルド・ペドリエルが足元で合わせたが、シュートはニアサイドのゴールポストを直撃した。一方15分を過ぎた頃からボール支配率を高めていったメキシコは、25分にヘラルド・フローレスが左足ボレーで強烈なシュートを打つも、枠をとらえたシュートはキーパーが正面でキャッチした。
その後は互いの守備が光る中で、ボリビアは42分にハスマニー・カンポスが左足でボレーシュートを打った。枠を捕らえていたが、キーパーが俊敏な反応で枠外にボールを弾きだした。このまま前半は 0-0 で終了した。
後半、メキシコは57分にヘスス・コロナがドリブルで中央へ切れ込むと、最後はハビエル・グエメスが左足でシュートを打ったが大きく浮かせてしまう。一方のボリビアも62分にはマルセロ・モレノがフリーで右足を振り抜いたが、シュートは枠を捕らえられなかった。
メキシコは67分にヘスス・コロナが左サイドを突破してクロスを上げると、途中出場のラウール・ヒメネスが頭で合わせた。ファーサイドのゴールネットを狙ったヘディングシュートはわずかに枠を捕らえられなかったが、中盤にスペースが空き始めたことによってペナルティエリアまでスムーズにボールが運ばれるようになった。
メキシコは83分にセットプレイのこぼれ球をマティアス・ブオソが右足でゴールへ蹴り込もうとしたが、相手に当たって枠外に逸れた。メキシコのイレブンは相手のハンドを主張したが、主審はメキシコにPKを与えなかった。
このまま試合は終了し、両チームともに決定機をものにできずスコアレスドローで幕を下ろした。
ボリビアはコパ・アメリカで過去最多の16試合連続未勝利という不名誉な記録を保持しているが、不覚にもこの記録をさらに伸ばしてしまうこととなった。次のエクアドル戦で未勝利記録のストップなるか。
(記事/Cartao Amarelo)