汚職事件に揺れるFIFA [写真]=Getty Images
スイスの検事総長であるマイケル・ローバー氏が、2018年と2022年のワールドカップ招致に際し、53件のマネーロンダリングの疑いがある口座の動きがあったと明かした。イギリスメディア『BBC』や『ITV』などが報じている。
ローバー氏は「スイス司法当局が9テラバイトにおよぶデータを押収し、結成されたタスクフォースによって調査が行われた」とコメントすると、「53件のマネーロンダリングの疑いのある資金の動きがあった」と不審な資金の流れがあったことを公表。「“90分”以上かかるだろ」と続け、調査期間が長期におよぶことを示唆している。
FIFAでは複数の幹部が汚職に関与したとして逮捕されるなどし、ゼップ・ブラッター会長も5度目の会長選挙に勝利した4日後に辞意を表明するなど、混迷が続いている。