2018年のW杯開催が予定されるロシア [写真]=Kommersant Photo via Getty Images
2018年ワールドカップの開催国を選定する過程で、開催国となったロシアに不正疑惑が浮上している。これを受け、ベルギーが開催国選定のやり直しを求めることが明らかになった。ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が報じ、18日付のイギリス・メディアの『BBC』が伝えている。
現在、アメリカ司法局とスイス当局は不正行為の摘発のためにFIFA(国際サッカー連盟)への調査を行っており、2018年と2022年のW杯開催国を決定する過程での不正疑惑が浮上している。
18日、ベルギーサッカー協会の会長であるフランソワ・ドゥ・ケースマイケル氏は、「もし(選定過程での)不正が証明された場合、我々はその補償を求めるつもりだ」と発言し、不正疑惑を明らかにする必要性を訴えている。ベルギーはオランダと合同で2018年のW杯開催国に立候補し、開催国の入札のために3200万ポンド(約62億円)を費やしていた。
FIFAの監査・コンプライアンス委員長のドメニコ・スカラ氏は、2018年と2022年のW杯開催予定国が変更される可能性を認めており、もし不正が発覚した場合は代替開催国が選定されることになる模様だ。