2002年W杯でプレーするリヴァウド [写真]=Getty Images
2014年3月に引退した元ブラジル代表MFリヴァウドが現役復帰することとなった。22日、リヴァウドが会長を務めるモジミリンがクラブ公式サイトで発表している。
モジミリンは現在カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジルリーグ2部)で8試合を終えて勝利がなく最下位に沈んでいる。この状況を受け、1年3カ月ぶりに選手としてプレーする決意をしたようだ。
現在43歳のリヴァウドは、「ずっと考えて、長所と短所を分析した結果、私は危機に直面したモジミリンを助けるためにプレーする決断をした。我々は降格するようなチームではなく、少なくとも順位表の中位を争うことができるはずだ」と、チームを救うために復帰を決めたことを明かした。
さらに「私の経験でチームに落ち着きを取り戻すことができると思っている。この決断が家族を犠牲にすることはわかっているが、チームを名誉ある地位に戻せるよう願っている」と話し、「15カ月プレーしてなかったからひざは大丈夫だと思う。ただ、私は定期的にプレーするために戻ってくるわけではない。選手たちがこの複雑な状況から抜け出すのを助け、仕事に落ち着きを取り戻したいんだ」と、自身の経験を活かしてチームを手助けするための復帰であると話している。
モジミリンでは現在リヴァウドの息子であるリヴァウド・ジュニオールがプレーしている。現役引退前、すでに親子での共演を果たしていたが、今回の復帰で再び一緒にプレーする機会が訪れることとなった。
バルセロナやミランで活躍したリヴァウドは、2002年の日韓ワールドカップでロナウド、ロナウジーニョとともに“3R”と呼ばれる攻撃陣を形成しブラジル代表を世界一に導いている。