チェルシーを率いるモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が母国ポルトガルのサッカー界に苦言を呈した。20日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
同紙のインタビューに応じたモウリーニョ監督は「ポルトガルはいま、経済的、政治的、社会的に問題を抱えている。給料をカットされたり、仕事を失ったりと、苦しんでいる人がたくさんいるんだ」と母国の厳しい現状について言及した。
そして「しかし、そんな状況にも関わらずサッカー界の市場は膨張している。ポルトは(ジャネリ・)インビュラ獲得に2000万ユーロ(約27億円)を費やし、(イケル・)カシージャスに与える給料は驚くべき額だ」とコメントしている。
レアル・マドリード時代にモウリーニョ監督との不仲が伝えられたカシージャスは、今夏ポルトに加入し年俸250万ユーロ(約3億4000万円)を受け取ることになる。