今夏チェルシーを退団したドログバ [写真]=Getty Images
今夏チェルシーを退団し、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のモントリオール・インパクトに移籍した元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバが入団会見を行った。31日、イギリス紙『デイリーメール』が同選手のコメントを伝えている。
ドログバの獲得には、日本代表DF長友佑都が所属するインテルやポルトなど欧州の強豪クラブも関心を示していたが「(アレッサンドロ・)ネスタに話を聞いて、彼がここで素晴らしい時間を過ごしたと知ったんだ。会長の存在も大きな影響となったし、ここではフランス語を話すことができる」と、モントリオールを選んだ理由を述べた。
また「11番のユニフォームを着ることになる」と背番号を明かすと、「チェルシーの選手やスタッフにも、トレーニングセンターについてたくさん話を聞いたよ」と、古巣の仲間が移籍を後押ししてくれたと話している。
29日にモントリオールに到着したドログバは空港でファンからの熱烈な歓迎を受けた。これには「イスタンブールや中国とはまったく異なっていた。期待していなかったんだけどね」と驚いた様子。そして「みんなは僕のことをスーパースターとして見てくれているけど、ロッカールームではみんな同じなんだよ。我々はみんな同じ人間だ」と、自身が特別な存在ではないとの見解を示している。
同クラブのテクニカル・ディレクターを務めるアダム・ブラズ氏は「これはクラブの歴史上、最も重要な日の一つであり、彼の到着はあらゆる面で有益だ」と喜びを表現。さらに「彼はキャリアを始めてから何百万人もの人に影響を与えてきた。モントリオール・インパクトの色を身につけてからも、それは続くだろう」と話し、モントリオールでチェルシーと同じ青色のユニフォームを着るドログバの活躍に期待を寄せた。