アルビレックス新潟シンガポールが、カップ戦準々決勝第1戦で貴重な勝利を手にした
2015シンガポールカップ準々決勝第1戦が14日に開催。アルビレックス新潟シンガポールはバレスティア・カルサが対戦した。
5月に開催された1回戦でカンボジア王者のスヴァイリエンを破り、準々決勝に進出したアルビレックス新潟シンガポール。ホーム&アウェイ方式の準々決勝は、昨シーズンのシンガポールカップ王者バレスティア・カルサとの対戦となった。
試合開始直後にバレスティアにアクシデントが発生。左サイドで多木理音と接触し、負傷により開始3分で選手交代を余儀なくされる。
最初のチャンスは、アルビレックス新潟シンガポール。8分、左サイドを多岐理音が突破、マイナスにパスを送ると熊田瑠偉が左足で合わせる。これはGKに弾かれるが、こぼれ球を拾った河田篤秀が至近距離からシュート。絶好機を迎えたが、DFのブロックに阻まれる。
37分には右サイドでFKのチャンスを獲得すると、木暮郁哉のキックを河田篤秀が合わせるがポストに逸れてしまう。44分、右サイドから攻め上がったところにバレスティアのクリアを前線で収められると、そのまま右サイドを突破され決定的なシュートを許す。しかし、GK野澤洋輔が見事な反応でセーブして失点を免れる。
スコアレスで折り返すと思われた前半アディショナルタイム、アルビレックス新潟シンガポールが先制点を挙げる。左サイドでボールを受けた木暮郁哉がドリブルから左足での正確なクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだ河田篤秀が折り返し、最後は中央に詰めていた長崎健人が触りゴール。アルビレックス新潟シンガポールが前半終了間際にリードを奪い、そのまま後半へ折り返す。
後半開始早々の51分、バレスティアが攻勢に出てシュートを放つがアルビレックス新潟シンガポールはDF陣がブロック、こぼれ球に反応し失点を許さない。70分、右CKでショートコーナーから受けた木暮郁哉が見事なターンで相手をかわすと右足で正確なクロス、走りこんだ熊田瑠偉が合わせるがわずかに左に逸れてしまう。
89分には多木理音に代わって入った向井勇祐がゴール前でこぼれ球を拾いミドルシュート、強烈な一撃はGKに防がれるが、さらに畳み掛けてクロスを送る。これをファーサイドで木暮郁哉が折り返し再び向井勇祐がボレーシュートを放つがわずかに逸れる。
アルビレックス新潟シンガポールは追加点こそ奪えなかったものの、準々決勝第1戦を1-0で完封勝利。1点のアドバンテージを持って、17日(月)にアウェイで開催される準々決勝第2戦へ臨む。
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 1-0 バレスティア・カルサ
【得点者】
1-0 45分 長崎健人(アルビレックス新潟シンガポール)