稲葉旬のゴールを含む大量4得点を奪ったアルビレックス新潟シンガポールがカップ戦準決勝に駒を進めた
2015シンガポールカップ準々決勝の第2戦が17日に開催。第1戦を1-0で制したアルビレックス新潟シンガポールは、敵地に乗り込みバレスティア・カルサが対戦した。
開始早々の3分、アルビレックス新潟シンガポールは木暮郁哉がシュートでゴールを狙う。強烈なミドルは、ゴール左に逸れたが、幸先の良いスタートを切った。
19分、アルビレックス新潟シンガポールが第1戦に続き、先制点を挙げる。ゴール正面、ゴールから少し距離のある位置でFKを得ると、長めに助走をとった河田篤秀が右足を振り抜く。低い弾道の強烈な一撃は、ワンバウンドしてGKの手をかすめてネットを揺らした。
直後の21分、バレスティアのDF陣が最終ラインを押し上げたところ山田幹也がパスを送ると、河田篤秀が裏へ抜け出す。右サイドを突破してラストパスを送ると、走りこんだ多木理音が右足で決めて追加点を奪った。
28分、一瞬の隙からバレスティアにDFラインでボールを奪われGKと一対一の局面を作られる。飛び出したGK野澤洋輔もかわされるが、シュートは枠を外れてアルビレックス新潟シンガポールは失点を免れる。
すると38分、アルビレックス新潟シンガポールが勝利を決定づける3点目を挙げる。連動した動きでボールを奪い、左サイドで待つ木暮郁哉に送ると、そのままタメを作りながら持ち上がりクロス。ニアサイドで受けた河田篤秀は反転してファーサイドに右足で上げ、長い距離を走ってきた稲葉旬が飛び込み頭でゴールを決めた。稲葉の公式戦初ゴールで、リードを3点に広げて前半を終える。
67分、バレスティアにゴール前の混戦から決定的なシュートを許すものの、枠を外れて失点を免れる。80分にも相手FKからゴール前の混戦に持ち込まれピンチを迎えたが、野澤の好セーブでゴールを許さない。
ピンチを凌いだアルビレックス新潟シンガポールは84分、左サイドライン際に多木理音が出したボールを、途中出場の熊田瑠偉が相手と身体を入れ替えて奪うと、そのままドリブルでペナルティエリアへ進入。軽快なフェイントで相手をかわして左足で叩き込みダメ押しの4点目を決めた。。
アディショナルタイムに1点を返されたものの、試合は4-1で終了。前大会王者バレスティア相手を2試合合計5-1で下し、アルビレックス新潟シンガポールが、2011シーズン以来4年ぶりにシンガポールカップ準決勝を決めた。
【スコア】
バレスティア・カルサ 1-4 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
0-1 19分 河田篤秀(アルビレックス新潟シンガポール)
0-2 21分 多木理音(アルビレックス新潟シンガポール)
0-3 38分 稲葉旬(アルビレックス新潟シンガポール)
0-4 84分 熊田瑠偉(アルビレックス新潟シンガポール)
1-4 90分 ペリシッチ(バレスティア・カルサ)