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元ニカラグア連盟会長が資金洗浄と収賄罪の疑いで起訴…FIFA汚職問題

2015.08.19

今年5月に幹部複数名が逮捕されたFIFA [写真]=Getty Images

 元ニカラグア連盟会長のフリオ・ロチャ氏がマネーロンダリング(資金洗浄)と収賄罪の疑いで起訴されたとイギリスメディア『BBC』が18日付で報じた。

 今年5月にスイス司法当局が収賄容疑でFIFA国際サッカー連盟)幹部7人を逮捕したが、ロチャ氏はそのうちの1人であり、現在スイスで拘留中である。

 ニカラグア司法当局はロチャ氏が放映権を与えた見返りに10万ドル(約1200万円)の金銭を受け取っていた証拠を掴んでいると主張。同氏はニカラグアへの移送に同意したようだが、アメリカ司法当局がロチャ氏の引き渡しを要求しているため、ニカラグアへの引き渡しにはアメリカの同意が必要だと伝えられている。

 アメリカ司法当局はFIFAの幹部、関連企業幹部14名を「組織的に広がった根の深い」汚職の罪で起訴し、起訴状には、アメリカ国内で収賄の企みが話し合われ、同国の金融機関を資金洗浄に使ったと記した。捜査は当初、ワールドカップの2018年ロシア大会と2022年カタール大会の開催地決定を巡る汚職を対象としていたが、その後、過去20年にまで捜査対象が広がることとなった模様。ロチャ氏はニカラグアのオリンピック委員を務めた後に、2012年からFIFAの役員になっていた。

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