スイス・スーパーリーグ第6節が22日に行われ、FCルガーノとFW柿谷曜一朗が所属するバーゼルが対戦した。柿谷はトップ下で開幕戦以来5試合ぶりに先発出場している。
バーゼルはリーグ戦で開幕5連勝と絶好のシーズンスタートを切った。しかし、19日に行われたチャンピオンズリーグ予選プレーオフ・ファーストレグのマッカビ・テル・アヴィヴ戦では、後半アディショナルタイムに追いつかれ、ホームで痛恨の引き分けに終わった。25日のセカンドレグに弾みをつける上でも、しっかりと勝ち点3を獲得したいところだ。
試合は8分にFCルガーノのマリオ・ピッチノッキがゴールを決め、FCルガーノが先制する。しかし、直後の12分にバーゼルがPKを獲得すると、これをダヴィデ・カラがきっちりと決めて同点とする。さらに42分にはモハメド・エルネニーが勝ち越しゴールを決め、2-1でバーゼルがリードして前半を終える。
後半立ち上がりにバーゼルがリードを広げる。48分にカラがこの試合2点目を決め、スコアを3-1とした。69分には柿谷がルカ・ズッフィーと代わりベンチに退いた。結局このままスコアは変わらず、3-1でバーゼルがFCルガーノを下してリーグ戦6連勝を飾っている。
バーゼルに本社を置くスイス紙『Tages Woche』が、同試合の採点を発表。先発出場し、69分までプレーした柿谷には「4」(最高点6、最低点1)という点数が付けられた。
また、寸評では「トップ下で出場。これまで柿谷は右サイドでプレーしていたが、ウルス・フィッシャー監督のもと、新たなポジションとなる中央での起用となった。必死にプレーしたが、フィニッシュではツキがなかった。新しい役割にも気負うことなく、チームプレーをこなしていた。もう少し丁寧なプレーが望まれるシーンもいくつかあった」と評価されている。
次節、バーゼルはホームでFCチューリッヒと対戦する。