ヨーロッパリーグ予選プレーオフ・セカンドレグが27日に行われ、FW久保裕也が所属するヤング・ボーイズ(スイス)は、アウェーでカラバフ(アゼルバイジャン)に0-3で敗れた。開始早々3分に退場者が出たことも響き、ファースト・レグの敗戦(0-1)を挽回できず、本戦出場を逃している。
久保は2トップの一角で先発出場したが、3点を追う80分にベンチに退いた。地元紙『Berner Zeitung』は、同選手に「2.5」の低評価(最高点6、最低点1)をつけ、「この若い日本人選手は、一度たりとも自分の役割を果たせなかった。中盤のビルトアップのため、レオナルド・ベルトーンにより多くのサポートが必要であることにも、半時間以上が経過したところで気づいた」と、求められた役割をこなせず、まわりの状況を把握できていなかった点を厳しく指摘されている。
3-1の快勝を収めた23日のリーグ戦(対FCシオン)では、先制ゴールとダメ押し3点目のアシストを決め、同紙では単独最高となる「5.5」の高評価を得ていただけに、期待に応えられなかったことがクローズアップされたかたちだ。
リーグ戦で3位につけるヤング・ボーイズは30日、アウェーで2位グラスホッパーズと対戦する