終了間際の同点ゴールでアルビレックス新潟シンガポールが勝ち点1を手にした
2015Sリーグ(シンガポールリーグ)第18節が28日に行われ、勝点30で2位につけるアルビレックス新潟シンガポールは、勝点17で8位のホーガン・ユナイテッドが対戦した。
序盤、アルビレックス新潟シンガポールは持ち前のパスワークで揺さぶりをかける。10分、短いパス交換で守備網を突破すると、MF長崎健人の縦パスを受けたDF熊田瑠偉がワンタッチで相手をかわしてペナルティエリア内に進入。GKと一対一の場面を作ったが、シュートをふかして決定的なチャンスを逃す。
13分、MF稲葉旬が細かなタッチのドリブル、エリア手前で相手3人をかわしシュートに持ち込むが、GKの正面でゴールには至らない。ホーガン・ユナイテッドの最初のシュートは14分、ロングボールを放り込みこぼれたところをDF山下訓広がミドルシュート。しかし、クロスバーを越える。
続く18分、ホーガン・ユナイテッドは左サイドを突破するとニアサイドへクロス。これをヘディングで合わせる。決まったかと思われたがボールはクロスバーを叩く。34分、ホーガン・ユナイテッドが先制点を挙げる。右サイドからのスローインから持ち込まれマイナスのクロスを入れると、2列目から走り込みゴール。アルビレックス新潟シンガポールはリーグ戦4試合ぶりの失点を喫するとそのまま前半を終える。
後半立ち上がりの46分、51分と立て続けにホーガン・ユナイテッドがチャンスを作るもいずれも追加点には至らない。一方でアルビレックス新潟シンガポールは63分にFW河田篤秀、74分にFW井畑翔太郎を投入し前線の活性化を図る。
86分にはゴール前でFKを獲得するとFW河田篤秀が強烈な一撃を放つがこれもGKの正面。このまま試合終了かと思われたアディショナルタイム、アルビレックス新潟シンガポールがついに同点に追いつく。左サイドのスローインからFW多木理音がクロスを送るとFW井畑翔太郎が落としたところに走り込んだDF山田樹が右足でボレーシュート。これがGKの左脇をすり抜け土壇場の同点弾が決まった。
直後にホーガン・ユナイテッドがカウンターアタックから攻めこむと最後はペナルティエリア内、至近距離からシュートを放つがアルビレックス新潟シンガポールはDF藤原賢土がゴールライン上でクリアをし、勝ち越し点を許さない。
土壇場の同点弾で追いついたアルビレックス新潟シンガポールだが逆転ゴールは奪えず2試合連続の引き分け、勝点1を得るに留まった。次節は9月11日(金)、ホームでタンピネス・ローバーズと対戦する。
【スコア】
ホーガン・ユナイテッド 1-1 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
1-0 34分 ビン・ジャスニ(ホーガン・ユナイテッド)
1-1 90分 山田樹(アルビレックス新潟シンガポール)