PKを蹴るブラジル代表FWネイマール [写真]=Getty Images
8日に国際親善試合が行われアメリカ代表とブラジル代表が対戦した。
ブラジルのエースでキャプテンを務めるFWネイマールは、5日のコスタリカ代表戦で先発から外れたことで不満を抱いているとも伝えられていたが、この日もベンチスタートとなっている。
試合は開始早々にブラジルがリードを奪う。9分、右サイドをドリブルで駆け上がったウィリアンが山なりのクロスを上げると、ボールはGKの頭上を超えてクロスバーを叩く。このこぼれ球を拾ったフッキがキックフェイントでDFをかわし、右足で強烈なシュートを叩き込んだ。
続く26分、ダグラス・コスタが自陣からドリブルで持ち上がると3人のDFをかわしてエリア内左からシュートに持ち込んだが、ここはGKに阻まれた。積極的に攻めたブラジルだったが追加点は決まらず、1-0で前半を折り返す。
後半、ブラジルは先制点の起点となったウィリアンに変えてネイマールを投入。するとすぐに仕事をする。51分、ドリブルを仕掛けたネイマールがエリア内で倒されPKを獲得。これを自らゴール左隅に蹴り込み、リードを2点に広げた。さらに64分、エリア内でパスを受けたラフィーニャが巧みなボールコントロールから右足でシュートを流し込み、決定的な3点目を奪った。
止まらないブラジルは67分にネイマールがこの日2点目をマークする。スルーパスを受けエリア内左に侵入すると、1人目のDFを軽々とかわし、さらに詰め寄った3枚のDFのタイミングをずらすようなシュートをゴール左に決めた。
アメリカは後半アディショナルタイムにダニエル・ウィリアムズのゴールでなんとか一矢報いたが反撃もここまで。ブラジルが4-1の快勝を収めている。
【スコア】
アメリカ代表 1-4 ブラジル代表
【得点者】
0-1 9分 フッキ(ブラジル)
0-2 51分 ネイマール(PK)(ブラジル)
0-3 64分 ラフィーニャ(ブラジル)
0-4 67分 ネイマール(ブラジル)
1-4 90分+1 ダニエル・ウィリアムズ(アメリカ)