10代にして日本を飛び出した若きサムライたちが元気だ。
まずは、先日ドイツ1部・インゴルシュタットのU-23チーム(同4部)への加入が発表された18歳のMF渡邊凌磨が早くも結果を残した。
11日に行われたレギオナルリーガ第10節ライン・アム・レヒ戦で、76分に途中投入され欧州デビューを果たした渡邊は、9分後の85分に勝利を決定付ける4点目のゴールを決めた。
インゴルシュタットU-23はそのまま4-2で勝利。勝ち点を12に伸ばし、暫定で8位(全20チーム)に浮上している。
渡邊は2013年のU-17ワールドカップで主将として3ゴールを記録し、昨年度の全国高校選手権では前橋育英高校(群馬)の準優勝に貢献。今年早稲田大学へ進学したが、海外への挑戦を希望し各種トライアルに参加していた。
また前節ルステナウ戦で欧州初ゴールを決めたオーストリア2部・リーフェリンク所属の19歳、MF奥川雅也もこの日行われた第8節フローリツドルファー戦に左サイドで先発出場。1点を先制されて迎えた前半20分に同点ゴールをアシストした。
前半はアシストを記録したもののボールに絡めない時間が続いた奥川。後半は積極的にボールを呼び込み果敢にドリブルで仕掛けると、GKと1対1の決定機も迎えた。しかしこれを決められず、75分に途中交代している。
試合はリーフェリンクが4-1で大勝し5位に浮上。一方のフローリツドルファーは開幕から8連敗となった。
ともに1996年生まれの2人。今はまだ下部リーグでのことだが、これからの日本を背負って立つ選手へと成長してほしいものだ。
(記事提供:Qoly)