2日、大手メディア『ESPN』は、「試合中に銃を持ち出したガブリエウ・ムルタ主審には処罰が与えられない可能性が高い」と報じた。
先日、ガブリエウ・ムルタ主審の行為は世界的に大きな話題になった。ブラジル・ミナスジェライス州のアマチュアリーグをジャッジしたガブリエウ・ムルタ主審は、判定を巡って選手ともみ合いになり、殴る蹴るなどの行為を受けていた。
その暴力行為に危険を感じた同氏は、走ってロッカールームに逃げた後、ピッチに戻りポケットから拳銃を取り出した。この行動について、普段は警察官を務めているムルタ主審は「あの瞬間、私は審判ではなかった」と説明しているとのこと。
ガブリエウ・ムルタ主審
「私は顔を叩かれ、蹴られ、押された。とても憤慨していた。私を殴ろうとする人々によって、ロッカールームを離れざるを得なくなった。私は銃を持っていた。それを使うつもりはなかったし、誰も脅してはいない。私を攻撃していた男の元に走り、逮捕しようとしたのだ。あの瞬間、私はレフェリーではなかった。私は警察官だった」
なお、彼が試合に銃を持ち込んだのはこれが初めてであるという。ミナスジェライス州審判委員会はこの行動について調査を行っていたが、最終的には処罰を与えることはしない方針を決めたようだ。
(記事提供:Qoly)
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