退場処分を告げるレッドカード [写真]=Getty Images
ブラジル1部、シャペコエンシ対パウメイラス戦で起きた珍事が話題になっている。
前半15分、パウメイラスのDFエジジオが相手FWウィリアン・バルビオをタックルで倒したとして、一発レッドカードで退場を宣告されたのだが…。
この判定を受けて一斉に審判に抗議するパウメイラスの選手たち。すると、マセド主審は副審と第4審判と何やら小話…。それからほどなくしてレッドカードは撤回になり、ロッカールームに引き上げていたエジジオがピッチへ復帰。
なんでも、タックルがしっかりとボールにいっている(その後ウィリアンの足に触れた)との報告を受けて、主審はファール自体を撤回したようだ。つまりレッドカードはおろかイエローカードも出されず、正当なタックルだったとして判定が覆ったということのようだ。
確かにタックルは先にボールに触れており、主審の勇気ある英断ともいえそうだが、現地ではこの取り消しが物議を醸している。ただ、エジジオは「彼は自分が間違っていたので取り消すと言った。ミスを認めたことについて彼を称える」と述べていたそうだ。
なお、ウィリアンのほうにもダイブなどの行為によるカードが出されることはなかった。そして、相当痛がっていたものの、88分まで無事にプレーを続けている。
この混乱で前半のアディショナルタイムが5分追加されたという試合は5-1でシャペコエンシが勝利した。
(記事提供:Qoly)
By Qoly