ボールを奪い合うディ・マリア(左)とV・カセレス(右) [写真]=LatinContent/Getty Images
ロシア・ワールドカップ2018 南米予選の第2節が13日に行われ、パラグアイ代表とアルゼンチン代表が対戦した。
FWリオネル・メッシをけがで欠くアルゼンチンは、8日の同予選初戦でエクアドル代表に0-2と敗れ、さらにFWセルヒオ・アグエロが負傷離脱を強いられた。攻撃の中核を担う2選手が不在となるパラグアイ戦では、FWカルロス・テベスを最前線に置き、両サイドにはMFアンヘル・ディ・マリアとFWエセキエル・ラベッシが起用された。
アルゼンチンは12分、テベスのスルーパスに抜けだしたラベッシがエリア内左深い位置からゴール前に走りこんだディ・マリアにラストパスを送るも、GKのセーブに阻まれシュートにはつなげらればかった。対するパラグアイは16分、やや遠い位置からのFKをデルリス・ゴンサレスが直接狙いゴールを脅かしたが、GKセルヒオ・ロメロが横っ飛びで弾き出した。
すると21分、アルゼンチンに決定機が訪れる。右サイド高い位置でプレッシャーをかけたディ・マリアが相手のミスを誘いボールを奪うと、素早くクロスを供給。これにゴール前でフリーとなっていたテベスが頭で合わせたがシュートは枠の上に飛んでしまい、先制点とはならなかった。その後もラベッシやテベスにシュートチャンスが訪れたがいずれも決め切ることはできず、試合はスコアレスのまま前半を折り返す。
後半に入りパラグアイに押し込まれる時間が続いたアルゼンチンは、68分にハビエル・パストーレを下げてエリック・ラメラを、74分にはテベスとの交代でパウロ・ディバラをピッチに送り込む。それでも流れを変えられずパラグアイの攻撃に苦しめられたが、後半アディショナルタイムにようやくチャンスを迎える。ディ・マリアが自陣から前線にロングボールを送ると、ラメラがダイレクトでディバラにスルーパス。これをエリア内右で受けたディバラが右足を振り抜いたが、シュートは大きく枠の上に外れた。
試合はこのまま0-0で終了。初戦でベネズエラ代表を下したパラグアイは勝ち点を4とし、一方のアルゼンチンは2戦白星なしの勝ち点1と苦しんでいる。
次節、パラグアイは11月13日に敵地でペルー代表と、アルゼンチン代表は同日にホームでブラジル代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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