9月までブラジルのフルミネンセでプレーしていたFWロナウジーニョ [写真]=Getty Images
元ブラジル代表FWロナウジーニョが日本でサッカースクールを開設することが明らかになった。22日、ブラジルメディア『グローボエスポルテ』が報じている。
ロナウジーニョは日本の育成年代のサッカーを向上させるために、自身の名前を用いた、“ロナウジーニョ・アカデミー”を設立するという野心的なプロジェクトを発表した。12月4日に大阪と熊本にスクールを開設し、3年から17年の間に1万人の加入を目指すとされている。アカデミーは今後、東京、横浜、名古屋といった全国の都市に展開される予定だという。
このアカデミーのトレーニング・メソッドはバルセロナでトレーナーを務め、かつてロナウジーニョやバルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとともに働いたバルディマール・ガルシア氏が開発した。ロナウジーニョがドリブルテクニックを教えるビデオを配信したり、“ロナウジーニョ・カップ”を開催する計画もあるという。
JFLのFC大阪の会長である吉澤正登氏がこのプロジェクトを担当しており、ロナウジーニョの実の兄で、同選手の代理人を務めるアシス氏と連絡を取りながら遂行している。同氏は「世界に2人といない選手なので、期待が大きい。日本サッカー界の考え方や方法論の改革に重要な意味を持つ」とコメントした。
同メディアは中田英寿氏、横浜F・マリノス所属のMF中村俊輔、ミラン所属のFW本田圭佑らを育てた日本の育成を称賛しながらも、日本サッカーに欠けている要素としてドリブルや創造力を挙げている。日本の代表的なドリブラーに横浜FC所属のFW三浦知良やガンバ大阪所属のFW宇佐美貴史らを挙げているが、まだまだ数が少ないと見ているようだ。
By サッカーキング編集部
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