FIFA会長選に立候補したシャンパーニュ氏 [写真]=Getty Images
フランス人で元外交官のジェローム・シャンパーニュ氏がFIFA(国際サッカー連盟)の会長選挙に出馬する意思を公式に表明した。イギリス紙『ガーディアン』が23日付で報じている。
現在56歳のシャンパーニュ氏は1999年にFIFAの国際関係部門理事となった後、2002年から2005年まではFIFAの副事務総長を務めている。同氏は5月29日に行われた次期会長選に出馬しようとしたものの、立候補の要件であるFIFAに加盟している5つの協会からの推薦という条件を達成することができず、立候補の届け出が認められていなかった。このときシャンパーニュ氏を推薦した協会は3つにとどまっていた。
しかし、5月の会長選で5度目の当選を果たしたゼップ・ブラッター現会長が当選した数日後に辞任を表明し、来年の2月26日に再び会長選が行われることになっている。ブラッター会長やUEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長が不正な金銭授受の疑いで90日間の活動停止処分を受けるなか、シャンパーニュ氏はFIFAの改革のために再び立候補することに決めたようだ。
「危機に陥っているFIFAの統治や再分配の制度を見直さないとならない。それが現在最も優先すべきことだ。FIFAの信頼を取り戻し、発展し続ける世界情勢に備えなければならない」という同氏の文言が書かれた書簡が、FIFA加盟209カ国の各協会に送られている。
FIFA会長選には、プラティニ会長、ヨルダンのアリ・ビン・アル・フセイン王子、元トリニダード・トバゴ代表のデイヴィッド・ナヒッド氏、AFC(アジアサッカー連盟)会長のサルマン・ アール・ハリーファ氏がすでに立候補を表明している。
By サッカーキング編集部
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