カナダ女子W杯優勝を喜ぶアメリカ女子代表FWワンバック [写真]=FIFA via Getty Images
アメリカサッカー連盟が27日、同国女子代表FWアビー・ワンバックの現役引退を、同連盟の公式HPで発表した。
現在35歳のワンバックは、2001年9月ドイツ女子代表戦にて当時21歳で代表デビュー。それから約14年、代表のエースとして長きに渡りチームをけん引し、通算252試合の出場で、男女通じて代表での世界最多得点となる通算184ゴールを記録した。同選手が得点を挙げた試合で、同代表は116勝2分8敗の成績を残している。
また、2004年の北京大会と2012年のロンドン大会で、2度のオリンピック出場を果たし、ともに金メダルを獲得。ワールドカップでは4大会に出場し、直近のカナダ・女子ワールドカップ2015で優勝を果たした。同選手は、オリンピックで通算10試合に出場し9ゴール、ワールドカップで通算25試合に出場し14ゴールを記録。ともにアメリカ女子代表の最多得点記録を保持している。2012年にはFIFA最優秀選手賞を受賞した。
ワンバックは、同HPを通じて、「何度も慎重に考え、友人や家族、チームメイトやコーチスタッフたちと話した後、最終的にキャリアを終わらせることを決断しました。まだまだ女子サッカーにおいて取り組むことはありますが、この夏にワールドカップをアメリカへ持ち帰った後、私はこのスポーツの未来は明るいと、気楽に感じています。とても素晴らしく、すてきな時間を過ごしてこれました。人生の第2章での出会いを楽しみにしています」とコメントした。
なお、カナダ女子ワールドカップ優勝を祝う「ビクトリーツアー」を開催しているアメリカ女子代表は、12月16日にニューオーリンズで行われる最終戦で中国女子代表と対戦。同試合がワンバックにとって現役最後の試合となる予定。
By サッカーキング編集部
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