オーストリア・ブンデスリーガ第16節が22日に行われ、日本代表FW南野拓実の所属するザルツブルクとシュトゥルム・グラーツが対戦した。
ここ2試合リーグ戦で白星のない2位のザルツブルク。今節は4位のシュトゥルム・グラーツをホームに迎えて、3試合ぶりの勝利を目指す。17日に行われた日本代表のカンボジア戦に出場した南野は、中4日の同試合で9試合連続の先発出場。3試合ぶり8ゴール目を狙う。
試合が動いたのは21分。ザルツブルクはナビ・ケイタのスルーパスを受けたジョナタン・ソリアーノが、ペナルティエリア内左に抜け出して、落ち着いて右足シュートをゴール右隅に沈めた。前半はザルツブルクが1点リードで折り返す。
後半67分、ザルツブルクは南野を下げてステファン・ライナーを投入。7ゴールで得点ランク3位につける南野は不発に終わった。すると77分、シュトゥルム・グラーツの反撃が実る。右サイドで獲得したFKで、トルステン・シックからのボールを中央のハラランボス・リコギアニスが頭で叩き込み、ゴール左隅に突き刺した。
同点とされたザルツブルクだったが、終了間際の87分に勝ち越しに成功する。マルティン・ヒンテレッガーのパスをエリア前中央のソリアーノがダイレクトでつなぐ。それに反応したケイタが、エリア内左に抜け出してシュート。飛び出したGKのブロックに遭うが、体で強引に押し込みゴールネットを揺らした。リードを奪ったザルツブルクは後半アディショナルタイムに入って93分に追加点を奪い試合を決める。味方のロングパスに反応したソリアーノが相手DFに競り勝ち、エリア手前中央からフリーで右足を振り抜くと、シュートは相手GKの手を弾いてゴール右隅に決まった。
試合は直後に終了のホイッスル。土壇場で2ゴールを挙げたザルツブルクが3-1で3試合ぶりの勝利を収めた。次節、ザルツブルクは28日にアウェーでグレーディヒと対戦する。
【スコア】
ザルツブルク 3-1 シュトゥルム・グラーツ
【得点者】
1-0 21分 ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルク)
1-1 77分 ハラランボス・リコギアニス(シュトゥルム・グラーツ)
2-1 87分 ナビ・ケイタ(ザルツブルク)
3-1 90+3分 ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルク)
By サッカーキング編集部
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