ACL決勝第2戦のユニ(左)とクラブW杯準々決勝のユニ(右) [写真]=Getty Images
FIFAクラブワールドカップ参戦中の広州恒大(中国)とスポンサー契約を結ぶ日産自動車の中国合弁会社「東風日産」が、同クラブに対して3244万1000人民元(約6億1000万円)の損害賠償を求める訴訟を中国の裁判所に起こしたと、同国メディア『チャイナネット(中国網)』が16日に報じた。
東風日産は昨年1月に、広州恒大と1億1000万人民元(約20億7000万円)で2014年2月1日から2016年1月31日までのスポンサー契約を締結。今シーズンは胸ロゴに社名の「東風日産」と入ったユニフォームを着用していた。しかし同クラブは、11月21日に行われたアジア王者を決める一戦、AFCチャンピオンズリーグ決勝セカンドレグのアル・アハリ(UAE)戦で、東風日産の許可を得ずに、クラブの親会社の傘下にある保険会社「恒大人寿」と書かれたユニフォームを使用したことで問題となっていた。
これに対し、東風日産は契約違反として広州恒大を提訴。3244万1000人民元の損害賠償とともに、未払いの契約料2400万人民元(約4億5000万円)の支払いを免除することも要求しているという。
現在FIFAクラブワールドカップにアジア代表として参戦している広州恒大。13日に行われた準々決勝のクラブ・アメリカ(メキシコ)戦では通常通り「東風日産」のユニフォームを着用していた。17日には、準決勝でヨーロッパ王者であるバルセロナと対戦する。
By サッカーキング編集部
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