8年間の職務停止処分を言い渡されたプラティニ氏 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA(国際サッカー連盟)の倫理委員会は21日、汚職の疑いがかかっているゼップ・ブラッター会長とミシェル・プラティニ副会長に対し、8年間の活動停止処分と罰金処分を下した。翌日、プラティニ副会長が大手メディア『AFP』のインタビューに応え、FIFAを批判した。
2011年2月、プラティニ副会長はブラッター会長からコンサルタント料の名目で200万スイスフラン(約2億4400万円)を受け取っていた。これが不正な金銭授受にあたるとされ、処分の対象となった。同氏は来年2月に行われるFIFA会長選にも立候補の意思を表明し最有力候補と目されていたが、処分を受けて会長選への出馬も取り下げられる模様となっている。
プラティニ副会長は「2011年に金を受け取ってから2015年まで、FIFA倫理委員会は何をやっていたんだ?寝てたのか?」と批判。「突然目が覚めたんだろう。私が候補者となった会長選が行われる年になったら起きたんだ。びっくりだよ」と、金銭の授受から4年後に処分されたことへの怒りを露わにした。
また、同氏はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴する旨を発表。「私は戦う。起きたことに対する責任は取るつもりだがね。何があろうと、私の名声は傷つけられた。ひどい目に遭ったんだ」と述べている。
By サッカーキング編集部
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