11月に行われたブラジル代表のペルー戦に出場したR・アウグスト [写真]=LatinContent/Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケに加入濃厚と見られていたブラジル代表MFレナト・アウグストが、急遽中国行きを決断したようだ。6日、ドイツ誌『スポーツビルト』が伝えている。
2008年夏から4年半にわたりレヴァークーゼンでプレーしていたアウグストは、シャルケのマネージャー、ホルスト・ヘルト氏の獲得リスト上位に入っており、今冬の移籍市場で3年ぶりのブンデスリーガ復帰が期待されていた。しかし同選手が選んだのはドイツではなく、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が就任すると噂の中国・北京国安だった。
同クラブはR・アウグストが所属していたコリンチャンスに対し移籍金800万ユーロ(約10億2000万円)を支払い、また同選手の代理人カルロス・レイテ氏が要求していた額を上回る900万ユーロ(約11億5000万円)の年俸も提示。そのため、同選手はシャルケに断りを入れたという。
今回の移籍に際しアウグストは「私が中国行きを選んだのではなく、中国が私を選んだのだ。ドイツからのオファーも良かったが、プロ選手としてプレーできるのは約10年間しかない。自分の子供や、将来の孫の生活を考え、そしてこのような巨大なオファーが(北京国安から)来てしまったら、そのオファーを断ることはできない」とコメントしている。
By サッカーキング編集部
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