オーストリア・ブンデスリーガ第24節が28日に行われ、日本代表FW南野拓実が所属するザルツブルグとオーストリア・ウィーンが対戦した。
現在リーグ戦首位に立つザルツブルグ。今節は3位のオーストリア・ウィーンをホームに迎えて、上位対決を制して2連勝を目指す。南野は2試合連続のベンチスタートとなった。
試合は12分にザルツブルグが先制に成功する。エリア外中央でボールを受けたヴァロン・ベリシャがスルーパス。エリア内左に走り込んだナビ・ケイタが左足でゴール左に流し込んだ。
反撃したいオーストリア・ウィーンは17分、左サイドで得たFKからのクロスをエリア内中央でルーカス・ロートプラーが競り合う。こぼれ球をオラレンワジュ・ラリー・カヨデが頭で押し込み、すぐさま同点に追いつく。
33分、再びザルツブルグが1点のリードを奪う。ヴァレンティーノ・ラザロが右サイドでドリブルを開始すると相手DFを2人置き去りにし、右足でグラウンダーのクロス。エリア内中央にこぼれたクリアボールに反応したケイタが直接右足を振りぬくと、ボールは相手DFに当ってゴールネットを揺らした。
さらにザルツブルグは35分、左サイドに抜けだしたディミトリ・オベルリンが右足でエリア内中央のジョナサン・ソリアーノにパス。ソリアーノはトラップで相手DFをかわして右足でシュートを放つと、GKに触られながらゴール左に吸い込まれた。前半はザルツブルグが2点リードで折り返す。
後半に入ると両チームが交代カードを切る。ザルツブルグは53分にヤシン・ペフリヴァン、63分に南野、69分にファン・ヒチャンを投入する。対するオーストリア・ウィーンは69分にケヴィン・フリーゼンビヒラー、マルコ・マイリンガーをピッチに送り込んだ。
すると、交代直後の南野が早速結果を残す。70分、エリア内右でボールを受けた南野が右足でシュートを打つと、ボールはGKの股の下を通ってゴールに突き刺さった。これが昨年10月以来のゴールで、今シーズンのリーグ戦8得点目となった。
このまま試合は終了し、ザルツブルグが4-1で快勝。リーグ戦2連勝で首位をキープしている。
次節、ザルツブルグは3月2日に敵地でシュトゥルムと、オーストリア・ウィーンは同日に敵地でアドミラと対戦する。
【スコア】
ザルツブルグ 4-1 オーストリア・ウィーン
【得点者】
1-0 12分 ナビ・ケイタ(ザルツブルグ)
1-1 17分 オラレンワジュ・ラリー・カヨデ(オーストリア・ウィーン)
2-1 33分 ナビ・ケイタ(ザルツブルグ)
3-1 35分 ジョナサン・ソリアーノ(ザルツブルグ)
4-1 70分 南野拓実(ザルツブルグ)
By サッカーキング編集部
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