代表復帰後初ゴールを決めたスアレス(中央)とD・ルイス(左) [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ・ロシア 南米予選第5節が25日に行われ、ブラジル代表とウルグアイ代表が対戦した。
2勝1分け1敗の勝ち点7で暫定5位のブラジルの先発メンバーは、インテルナシオナウGKアリソンのほか、最終ラインにはバルセロナDFダニエウ・アウヴェス、インテルDFミランダ、パリ・サンジェルマンDFダヴィド・ルイス、アトレティコ・マドリードDFフィリペ・ルイスが並ぶ。中盤にはマンチェスター・CのフェルナンジーニョとヴォルフスブルクMFルイス・グスタヴォ、北京国安MFレナト・アウグストが入り、左サイドにバイエルンMFドゥグラス・コスタ、右サイドにチェルシーMFウィリアン、前線にバルセロナFWネイマールが並んだ。
一方のウルグアイは、3勝1敗の勝ち点9で2位につけている。アウェーでの一戦では、2014年のブラジル・ワールドカップ以来の代表復帰を果たしたバルセロナFWルイス・スアレスとパリ・サンジェルマンFWエディンソン・カバーニが2トップを組み、中盤にはインデペンディエンテMFクリスティアン・ロドリゲスらが並んだ。
試合は開始早々に動いた。ブラジルがキックオフから自陣でパスを回し、最終ラインの右サイドへ展開。敵陣の背後へロングボールを供給すると、ウィリアンがゴールライン際で収め、ドリブルで仕掛ける。鋭い切り返しから左足で送られたクロスに反応したのは、D・コスタだった。ファーサイドで合わせてゴールネットを揺らし、ブラジルが開始1分で先制に成功した。キックオフから相手選手にボールを触らせずに奪った、鮮やかなゴールだった。
幸先良く先制点を奪ったブラジルは25分に追加点を奪う。敵陣中央でボールを持ったネイマールが右サイドの背後へ強い球足のスルーパスを送ると、相手DFがカットしきれなかったところにR・アウグストが反応。巧みなステップで相手GKをかわし、右足シュートを突き刺した。
アウェーで2点ビハインドを負ったウルグアイも、31分に反撃。左サイドからのクロスをファーサイド深くのカルロス・サンチェスが頭で落とし、走り込んでいたカバーニが強烈な左足ボレーでゴールネットを揺らした。前半は2-1、ブラジルの1点リードで終了した。
2-1で迎えた後半、開始早々にウルグアイが同点に追いつく。48分、ペナルティーエリア左側でスルーパスを受けたスアレスが左足を振り抜くと、強烈なシュートがGKアリソンの手を弾き、ゴールへ吸い込まれた。スアレスが代表復帰戦でいきなりゴールを決め、ウルグアイがスコアを2-2とした。
ホームで2点リードを追いつかれたブラジルは、67分にフィリペ・コウチーニョ、78分にリカルド・オリヴェイラを投入して勝ち越しを目指したが、3点目を奪うことはできなかった。試合は2-2で終了。勝ち点1を分け合う結果に終わった。
ブラジルは勝ち点を8に伸ばし、第5節終了時点で3位。ウルグアイは勝ち点10で2位をキープしている。ブラジルは次戦、29日の第6節でパラグアイとアウェーで対戦。ウルグアイは同日にペルーをホームに迎える。
【スコア】
ブラジル代表 2-2 ウルグアイ代表
【得点者】
1-0 1分 ドゥグラス・コスタ(ブラジル代表)
2-0 25分 レナト・アウグスト(ブラジル代表)
2-1 31分 エディンソン・カバーニ(ウルグアイ代表)
2-2 48分 ルイス・スアレス(ウルグアイ代表)
■2018 ロシア・ワールドカップ南米予選 第5節結果
エクアドル 2-2 パラグアイ
ボリビア 2-3 コロンビア
チリ 1-2 アルゼンチン
ペルー 2-2 ベネズエラ
ブラジル 2-2 ウルグアイ
■2018 ロシア・ワールドカップ南米予選 第5節 順位表(勝ち点/得失点差)
1位 エクアドル(勝ち点13/+7)
2位 ウルグアイ(勝ち点10/+7)
3位 ブラジル(勝ち点8/+3)
4位 パラグアイ(勝ち点8/+1)
5位 アルゼンチン(勝ち点8/0)
6位 チリ(勝ち点7/-1)
7位 コロンビア(勝ち点7/-1)
8位 ペルー(勝ち点4/-5)
9位 ボリビア(勝ち点3/-4)
10位 ベネズエラ(勝ち点1/-7)
By サッカーキング編集部
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