アルビレックス新潟シンガポールがホーガンを下して暫定首位に浮上した
2016Sリーグ(シンガポールリーグ)第6節が2日に行われ、アルビレックス新潟シンガポールはホーガン・ユナイテッドが対戦した。
前節今季初黒星を喫したアルビレックス新潟シンガポールは2勝2分1敗(勝点8)で3位。一方、ホーガン・ユナイテッドは3勝1分1敗(勝点10)。昨シーズンは最下位に終わったものの、今季は5試合を終えて首位に立っている。3月に人工芝への改修工事が完了したジュロンイーストスタジアムでの最初の試合となった。
アルビレックス新潟シンガポールは中盤、右サイドにFW河田篤秀が今季初めて右ウィングバックとして出場。前線にはDF熊田瑠偉が昨シーズン以来となるFWとして先発出場。ホーガン・ユナイテッドは、昨季リーグ最優秀選手賞のMF木暮郁哉が先発メンバーに名を連ねた。
2分、アルビレックス新潟シンガポールは右サイドでFKを獲得するとクロスボールのこぼれ球をFW河田篤秀が右足でシュート。至近距離からのシュートだったがGKの正面。ホーガン・ユナイテッドは3分、左クロスからゴール前でMF木暮郁哉が頭で狙ったが、これは枠を捉えられない。
34分、アルビレックス新潟シンガポールは右サイドをワンツーで突破したFW河田篤秀が左足でループ気味のシュート。タイミングをずらしたシュートだったがゴールマウスを越えてしまう。38分にはペナルティエリア左でボールを受けたFW鎌田啓義が切り返しからシュート。しかしこれも相手GKの正面で先制とはならない。
試合は互いに譲らずスコアレスで前半を終える。
後半開始早々の49分、アルビレックス新潟シンガポールが試合を動かす。ゴール前中央付近でFKを獲得するとキッカーのMF長崎健人がペナルティエリア内にボールを送る。するとオフサイドラインギリギリで飛び出したDF代田敦資が飛び込みそのまま先制。アルビレックス新潟シンガポールがリードを奪う。
ホーガン・ユナイテッドは63分、右サイドを突破するとクロスボールからゴール前でヘディングシュート。決定的なシーンだったが僅かに逸れる。追加点を狙うアルビレックス新潟シンガポールは64分にDF熊田瑠偉に代えてFW三根和起、71分にFW鎌田啓義に代えてMF乾達朗、83分にMF石山大地に代えてDF免田朋己と前線の選手を入れ替えて攻勢に出る。
すると86分、GK野澤洋輔が抜群の反応で飛び出しホーガン・ユナイテッドの攻撃を防ぐとその流れから前線でボールを受けたMF乾達朗が切り返しからで2選手をかわすとそのまま左足でシュート。これがゴール右隅に鮮やかに決まり追加点。MF乾達朗の復帰後初ゴールで試合を決定づける。
試合はそのまま終了し、アルビレックス新潟シンガポールは本拠地ジュロンイーストスタジアムでのホーム開幕戦を制し、今季3勝目。暫定首位へと返り咲いた。
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 2-0 ホーガン・ユナイテッド
【得点者】
1-0 49分 代田敦資(アルビレックス新潟シンガポール)
2-0 86分 乾達朗(アルビレックス新潟シンガポール)
By サッカーキング編集部
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