アルビレックス新潟シンガポールが河田の2発で逆転勝利 [写真]=アルビレックス新潟シンガポール
2016Sリーグ(シンガポールリーグ)第9節が22日に行われ、アルビレックス新潟シンガポールはブルネイ・ディーピーエムエムが対戦した。
3連勝中のアルビレックス新潟シンガポールは、全8チームとの対戦を終えて5勝2分1敗(勝点17)で首位。一方のブルネイ・ディーピーエムエムは、4勝2分2敗(勝点14)で3位。開幕戦では、アルビレックス新潟シンガポールが3-2で勝利を挙げている。シンガポールから空路2時間、ブルネイでの試合となった。
アルビレックス新潟シンガポールは前節同様のメンバー。ブルネイ・ディーピーエムエムは、FWセルヒオを出場停止で欠く。
立ち上がり、試合の主導権を握ったのは、ホームのブルネイ・ディーピーエムエム。立て続けにCKからゴールを狙う。アルビレックス新潟シンガポールのファーストシュートは18分、右CKをMF地頭薗雅弥がショートコーナーで繋ぐと、フリーのDF山田幹也が持ち込みそのまま右足でシュート。しかし、これはGKの正面でゴールとならなかった。
直後の19分、ブルネイ・ディーピーエムエムは高い位置でボールを失うと、そのままミドルシュート。強烈な一撃は、右ポストをたたく。アルビレックス新潟シンガポールは前半終了間際の44分、MF稲葉修土が中央突破からミドルシュートを放つが、DFに防がれる。
試合はそのままスコアレスで前半を終える。
ホームの声援を受けるブルネイ・ディーピーエムエムがやや優勢に試合を運ぶ。後半に入ると56分、アルビレックス新潟シンガポールは、MF稲葉修土が中盤でボールを奪うと裏へ走ったMF長崎健人へ、そのまま左足でクロスを送るがDF熊田瑠偉には通らない。
アルビレックス新潟シンガポールが徐々にペースを掴み始めたかに見えたが、先制点を挙げたのはブルネイ・ディーピーエムエム。57分、右サイドからクロスを中央でFWハマゾッチが落としたところを決めてゴール。ホームのブルネイがリードを奪う。
先制を許したアルビレックス新潟シンガポールは62分、MF地頭薗雅弥とDF熊田瑠偉に代えて、MF乾達朗とFW三根和起を投入。一挙に2枚のカードを使い反撃に出る。
すると72分、アルビレックス新潟シンガポールが同点に追いつく。MF長崎健人のCKを中央でFW河田篤秀が強烈なヘディングシュート。アルビレックス新潟シンガポールが試合を振り出しに戻す。
続く74分には右サイドのDF山田幹也からボールを受けたFW河田篤秀が右45度から強烈なシュート。決まったかに見えたが、左ポストに弾かれる。
87分、ペナルティエリア内でFW河田篤秀が倒されてPKを獲得。これを河田が決めて、アルビレックス新潟シンガポールがついに逆転に成功する。試合はそのまま終了。アルビレックス新潟シンガポールが今季初の逆転勝利で勝ち点3を手にした。
2013年以来の敵地ブルネイでの勝利を飾り、連勝を4へ伸ばし首位を守った。
【スコア】
ブルネイ・ディーピーエムエム 1-2 アルビレックス新潟シンガポール
【得点者】
1-0 57分 アズワン・アリ(ブルネイ・ディーピーエムエム)
1-1 72分 河田篤秀(アルビレックス新潟シンガポール)
1-2 87分 河田篤秀(アルビレックス新潟シンガポール)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト