5月30日、インドのIリーグ、モハン・バガンACで活躍している遊佐克美選手が、ISL(インドスーパーリーグ)のノースイーストユナイテッドFCと契約を結んだ。
ついに日本人初となるISLプレーヤーの誕生。昨シーズン、和泉新選手がアトレティコ・デ・コルカタでプレーしていたがインド国籍のため、日本国籍を所有する選手としては初の快挙だ。遊佐克美選手は2013年からIリーグのモハン・バガンACに所属。2014-15シーズン、攻撃的ミッドフィルダーとしてモハン・バガンACをIリーグ優勝にまで導いた。2015-16シーズンは惜しくも2位に終わってしまったが、チームの中心として活躍した。そして、その活躍が評価されISLのノースイーストユナイテッドと契約。
ISLは2013年に創立され、開幕戦は7万人を動員するインドサッカー人気の火付け役となった。デルピエロやジーコ、ロベルト・カルロスといった世界レベルを知っているプレイヤーを必ずチームに1名所属させなければならないマーキープレイヤー制度があり、人気の火種ともなっている。今シーズン、元イングランド代表ギャリー・ネビルの移籍も噂されている。
現在インドにはIリーグとISLの2つのリーグが存在し、Iリーグに出場していた選手がISLにも出場することも珍しくない。AIFF(全インドサッカー連盟)は国内リーグをIリーグのみとし、ISLはカップ戦である。との位置付けをしている。そのため、優秀な選手は1年を通して2つのチームでプレーすることが可能だ。しかし、FIFAは原則1国1リーグ制の規定を定めており、AIFFも2018年に向けてリーグの統合を検討している。
(アジアサッカー研究所/木米)
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By サッカーキング編集部
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