ブラジル代表の新指揮官就任が決定的となったチッチ氏 [写真]=Getty Images
ブラジル1部リーグのコリンチャンスは15日、同クラブのチッチ監督がブラジル代表の新指揮官に就任することを明らかにした。クラブの公式HPが伝えている。
チッチ氏は1961年生まれの55歳。1990年から指導者として数々のクラブを渡り歩いてきた。コリンチャンスには2004年から2005年、2010年から2013年、そして現在と3回に渡って所属。2012年には同クラブを率いてFIFAクラブ・ワールドカップを制している。昨年はブラジル全国選手権(1部リーグ)を制覇するなど、実績を残してきた。
コリンチャンスの公式HPによると、同クラブのロベルト・デ・アンドラーデ会長が記者会見でチッチ監督の退任を発表。ブラジルサッカー連盟(CBF)からの発表は行われていないが、同公式HPには「チッチがコリンチャンスからブラジルへ」との記述もあり、同監督のブラジル代表指揮官就任が決定したと見られている。
#ObrigadoTitehttps://t.co/m0Ld5F0dE7
— Corinthians (@Corinthians) June 15, 2016
またクラブ公式ツイッターは、チッチ監督とアンドラーデ会長が選手やスタッフに対して同監督の退任を説明したことを伝えている。同ツイッターは「#ObrigadoTite」(ありがとう、チッチ)とのハッシュタグを使って感謝の意を示し、同監督の功績を称えている。
Roberto de Andrade e #Tite conversam com jogadores e comissão técnica na despedida do treinador. #ObrigadoTite pic.twitter.com/dwYuoJBtIV
— Corinthians (@Corinthians) June 15, 2016
大手メディア『ESPN』など複数メディアは、チッチ氏のブラジル代表新指揮官就任を報道し、CBFによる正式発表は秒読み段階と伝えた。
ブラジル代表はコパ・アメリカ・センテナリオ USA 2016のグループステージを1勝1分け1敗の勝ち点4で終え、グループ3位での敗退が決定。同大会で29年ぶりにグループステージで姿を消すこととなり、CBFは14日にドゥンガ監督の解任を発表した。なお、同国代表は2018年のロシア・ワールドカップ南米予選では第6節終了時点で本大会出場圏外の6位に沈んでいる。
By サッカーキング編集部
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