豪代表FWケーヒルが中国・杭州緑城を退団…約19年ぶりに母国復帰へ

ケーヒル

6月のギリシャ戦に出場したオーストラリア代表FWケーヒル [写真]=Getty Images

 中国スーパーリーグの杭州緑城は14日、オーストラリア代表FWティム・ケーヒルと契約解除に至ったことを中国版ツイッター『weibo』で発表した。

 今年2月に上海申花を退団し、6カ月間の契約で杭州緑城に加入したケーヒルだが、「家族と過ごす時間を優先させたい」という理由で退団を希望。話し合いの結果、クラブが同選手の希望に沿う形で早期契約解除に至ったという。

 また、ケーヒル自身も公式インスタグラムで「杭州緑城を退団することは、とても難しい決断だった2月に加入して以来、素晴らしい家族の一員であると感じていた。若くタレントある中国人選手とのプレーを本当に楽しんだよ。毎試合、ホーム&アウェーで見せてくれたファンの情熱も素晴らしかった」と退団を発表。

「会長は僕を残留させるために素晴らしい契約を提示してくれた」と延長オファーを受けていというが、「家族と一緒に過ごしたいという希望のもと、この決断に至った」と退団理由を説明した。

 なお、14日付けのオーストラリア紙『ヘラルドサン』によると、同選手はメルボルン・シティに加入することが濃厚だという。日本と同組のロシア・ワールドカップ アジア最終予選を前に、約19年ぶりの母国復帰を果たすようだ。

 現在36歳のケーヒルは2004年に加入したエヴァートンで通算271試合66ゴールを記録する活躍をした後、2012年7月にMLS(メジャーリーグ・サッカー)のニューヨーク・レッドブルズに加入。2013年にはMLSベストイレブンに選出された。2015年2月に上海申花へ移籍し、リーグ戦28試合出場11ゴールを記録。2016年2月からプレしーていた杭州緑城ではリーグ戦17試合に出場し、4ゴールを挙げていた。

 また、2004年にデビューしたオーストラリア代表でも長らく活躍しており、日本代表戦では過去8試合出場で通算5得点をマーク。日本の“天敵”としても知られている。

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