UEFA(欧州サッカー連盟)は18日、2015-16シーズンの女子欧州最優秀選手賞候補10名を公式サイト『UEFA.com』で発表。リヨンに所属するなでしこジャパンDF熊谷紗希も選出された。
同賞はヨーロッパのクラブでプレーする女子選手が対象。候補10名はUEFAカントリーランキング上位12カ国の代表チームと、2015-16シーズンの女子チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に進出したチームの監督計20名によって選出された。
10名の候補者には、2015-16シーズンの女子CLで3度目の欧州制覇を果たしたリヨンから最多の8名が選出。決勝でフル出場し、MVPにも輝いた熊谷も名を連ねた。
女子欧州最優秀選手賞の候補者10人は以下のとおり。(カッコ内は左からポジション/国籍/15-16シーズン所属クラブ)
・カミーユ・アビリー(DF/フランス/リヨン)
・アダ・ヘゲルベルグ(FW/ノルウェー/リヨン)
・アマンディーヌ・アンリ(MF/フランス/リヨン)※アメリカのポートランド・ソーンズに移籍
・熊谷紗希(DF/日本/リヨン)
・ウジェニー・ル・ソメ(FW/フランス/リヨン)
・アメル・マイリ(MF/フランス/リヨン)
・ジェニファー・マロジャン(MF/ドイツ/フランクフルト)※16-17シーズンからリヨン移籍
・ルイザ・ネシブ(MF/フランス/リヨン)
・アレクサンドラ・ポップ(FW/ドイツ/ヴォルフスブルク)
・ワンディ・ルナール(DF/フランス/リヨン)
以上の候補者は20名のジャーナリストによる選考に進み、8月5日に3人の最終候補者が発表。そして、受賞者はモナコで同月25日に行われる2016-2017シーズンのCLグループステージ組み合わせ抽選会で、トロフィーを授与される。
なお、2013年から始まった同賞は、これまでドイツ人選手が独占。2013年はGKナディネ・アンゲラー、2014年はMFナディネ・ケスラー、2015年はFWセリア・シャシッチ(2015)が受賞している。