昨年のFIFAプスカシュ賞に輝いたFWウェンデル・リラが現役引退を決断した [写真]=FIFA via Getty Images
ゴーアネージア(ブラジル)に所属するブラジル人FWウェンデル・リラが現役を引退することがわかった。28日、ブラジルメディア『グローボ』が報じた。
リラは2015年、FIFA(国際サッカー連盟)が発表する年間最優秀ゴール、FIFAプスカシュ賞を受賞した。昨年3月に行われたアトレチコ・ゴイアニエンセ戦で、味方との見事なパス回しからゴール前へ抜け出したリラは、背後から来た浮き玉のボールを豪快なオーバーヘッドでゴールに叩き込んでいる。この得点は、最終候補に選ばれていたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシらのゴールを凌ぎ、同賞に選出された。
同メディアによれば、現在27歳のリラが現役から身を引く決意をしたようだ。サッカー選手としては最高のコンディションであるはずの時期にまさかの引退。その決断の影には意外な理由があった。
リラが現役引退を決めたのは、人気ゲームシリーズ『FIFA』で世界チャンピオンを目指すからだという。同選手はYoutubeのチャンネルを開設する予定で、ゲームに専念するため、サッカー選手を引退する。また、継続的な怪我に悩まされていたことも、プレーを止めるキッカケとなったようだ。
素晴らしいゴールで世界の頂点に立った男は、ゲームでも世界を制することができるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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