コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016の閉幕から約1カ月を経て、アルゼンチン代表の新監督がようやく決まった。AFA(アルゼンチンサッカー協会)は1日、エドガルド・バウサ氏が2018年のロシア・ワールドカップまでの任期で代表監督に就任したことを公式サイトで発表した。
La Selección @Argentina ya tiene nuevo entrenador: Edgardo Bauza. Felicitaciones @Patonweb! https://t.co/8YNC1hPKZo pic.twitter.com/bNy2LJfFi0
— 🇦🇷 Selección Argentina ⭐⭐⭐ (@Argentina) August 2, 2016
58歳のバウサ氏は、現役時代にロサリオ・セントラルなどでセンターバックとして活躍し、アルゼンチン代表としても1990年のイタリアW杯に出場。現役引退後は1998年から監督業を始めて、主に南米各国のクラブチームで指揮を執り続けてきた。監督としての実績で特筆すべきは、2度のコパ・リベルタドーレス優勝。1度目は2008年にエクアドルの名門リーガ・デ・キトを、そして2度目は2014年にアルゼンチンの名門サン・ロレンソを南米王者に導いている。
アルゼンチン代表は、6月のコパ・アメリカで準優勝に終わり、ヘラルド・マルティーノ前監督が辞任。それ以降は、マルセロ・ビエルサ氏やホルヘ・サンパオリ氏、ディエゴ・シメオネ氏、マウリシオ・ポチェッティーノ氏など“新監督候補”の名前が複数挙がっていた。一部ではディエゴ・マラドーナ元監督の再任報道もあったが、最終的にはバウサ氏に落ち着いた格好だ。
AFAのアルマンド・ペレス会長はバウサ氏就任の理由について、「我々は今後のアルゼンチン代表について決めていかなければならないことがいくつもある。その中で最も重要なのは監督人事だった。いろいろな可能性を含めて検討した結果、バウサ氏を任命することにした。(代表監督を)引き受けてもらうまでに多くの話をしたし、その上で代表チームがさらに成長・成功する上でバウサ氏が適任との結論に至った。彼の作るチームが今から楽しみだ」と期待を込めて説明した。
(記事/Cartao Amarelo)