ハンガリー代表引退を表明したGKキラーイ [写真]=Getty Images
“トレパン”姿がお馴染みの40歳GKガーボル・キラーイ(ソンバトヘイ)が2日、自身の公式サイトでハンガリー代表引退を表明した。
Király Gábor 107 mérkőzés után visszavonul a válogatottságtól. https://t.co/8oLqTYh1pz #csakegyutt pic.twitter.com/S3AGqEsZvi
— MLSZ (@MLSZhivatalos) August 2, 2016
1976年4月1日生まれのキラーイは、当時21歳で1998年3月に行われた親善試合のオーストリア戦で代表デビューを飾った。それから18年、代表通算107キャップを数え、ハンガリー歴代最多出場記録を保持。代表デビュー前の1996年からゲンを担いで始めたトレーニングパンツを着用してのプレーもすっかりトレードマークとなった。
ハンガリー代表が44年ぶりに本大会出場を果たした今夏のユーロ2016でも、キラーイは守護神として全4試合に出場した。デビュー戦と同じオーストリアとの初戦では、代表歴18年目にして自身初の国際大会の舞台に立つと、40歳74日でユーロ最年長出場記録を更新。大会史上初の40代プレーヤーとなった。さらに試合では好守でクリーンシートに貢献し、ハンガリーに44年ぶりのユーロ白星をもたらした。
その後も、ベテランGKは好守と“トレパン”姿で絶大な存在感を放ち、チームの快進撃を支えた。だが、決勝トーナメント1回戦でタレント軍団のベルギー相手に完敗。最初にして最後の国際舞台はベスト16敗退となった。
プロ生活24年目で代表引退を決断したキラーイは、自身の公式サイトを通じて「昨シーズン終了後、休みなくユーロでの戦いに備えた。大会に全力を注いだが、一方で限界があることも知った。私は完璧主義者で、常に最高のパフォーマスを見せたいんだ。だが、もう40歳で代表レベルのパフォーマンスができないから引退することにしたんだ。ユーロではハンガリーサッカーがヨーロッパ最高の舞台に戻ったことで、国中が熱狂と歓喜に包まれた。これ以上、威厳あるお別れの舞台はないと思い引退を決断したよ」と説明した。
By サッカーキング編集部
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