2016年2月からアル・アハリで指揮を執っていたヨル氏(中央)[写真]=Getty Images
アル・アハリ(エジプト)を率いていたマルティン・ヨル監督が、身の危険を感じたことを理由に同クラブの指揮官を辞任した。イギリスメディア『BBC』が19日付で伝えている。
ヨル氏は、トッテナムやハンブルガーSV、アヤックスなどで指揮官を務め、2016年2月からアル・アハリを率いていた。しかし、アフリカ・チャンピオンズリーグのグループステージ敗退が決まると、アル・アハリのサポーターが、ヨル監督宛に脅迫メッセージを送ったため、脅威を感じた同監督がわずか6カ月でエジプトを離れる決意をしたという。
アル・アハリはクラブ公式サイトで「ヨルは我々に契約を続行することは個人的な理由で不可能であると伝えた。我々はその申し入れを受け入れ、彼との契約を打ち切ることにした」という声明を発表している。
なお、15日にはアル・アハリのサポーターが練習中のチームを襲おうと試みたという事件も起きており、身の危険を感じたヨル監督の決断をクラブ側は尊重したようだ。
By サッカーキング編集部
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