アメリカサッカー連盟(USSF)は24日、同国女子代表のGKホープ・ソロに対し、代表チームにおける6カ月の活動停止処分を科したことを発表した。
処分対象となったのは、ソロがリオデジャネイロ・オリンピック準々決勝スウェーデン代表戦後の発言。アメリカはスウェーデンと1-1のまま延長戦を終え、PK戦の末に敗れてオリンピック4連覇を逃した。同選手は試合後、スウェーデンの戦いぶりを「後ろに引いていた。オープンにプレーしたがらず、パスも回したがらなかった。素晴らしいサッカー、面白いサッカーをしたがらなかった」と評し、「非常に臆病だった」と話していた。
USSFのスニル・グラティ会長は「リオデジャネイロ・オリンピックのスウェーデン戦後のホープ・ソロの発言は許されないもので、代表チームの選手が求められる行動規範に合致しないものだ」と声明を発表している。
今回の処分により、ソロは来年2月までアメリカ女子代表に選出されないこととなった。
ソロは1981年生まれの35歳。年代別代表を経て、2000年からA代表でプレーしている。2008年の北京オリンピックと2012年のロンドン・オリンピックで金メダルを獲得し、ワールドカップでは2007年に3位、2011年に準優勝。そして2015年に優勝を果たしている。