シルバ(21番)の2ゴールでスペインが快勝した [写真]=Photonews via Getty Images
国際親善試合が9月1日に行われ、ベルギー代表とスペイン代表が対戦した。
ユーロ2016の後、ともに新指揮官を迎えた両チームが初陣に臨んだ。ベルギーはロベルト・マルティネス監督が就任。GKティボー・クルトワ(チェルシー)やMFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)、MFエデン・アザール(チェルシー)、FWディヴォック・オリジ(リヴァプール)らが先発メンバーに名を連ねている。
一方、一時代を築いたビセンテ・デル・ボスケ前監督が退任したスペインは、フレン・ロペテギ氏が指揮官に就任した。ベルギー戦の先発メンバーには、GKダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)やDFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)、MFコケ(アトレティコ・マドリード)、MFチアゴ・アルカンタラ(バイエルン)、MFダビド・シルバ(マンチェスター・C)、FWアルバロ・モラタ(レアル・マドリード)らが名を連ねた。
ベルギーは開始6分、左サイド深くからアザールがクロスを上げると、こぼれ球にヤニック・フェレイラ・カラスコが反応。後方に戻したボールをアクセル・ヴィツェルが左足ダイレクトで叩き、ペナルティーエリア手前からミドルシュートを放ったものの、枠の左へ外れた。
スペインは27分、モラタが負傷交代を強いられるアクシデントが発生。ジエゴ・コスタがピッチへ送り出された。そして均衡が破られたのは34分、先制したのはスペインだった。右サイドでボールを持ったダニエル・カルバハルのスルーパスに反応したビトーロがペナルティーエリア右側でGKクルトワをかわし、中央へ折り返す。D・コスタのポストプレーから最後はシルバが左足シュートを決めた。
前半は1-0で終了。後半立ち上がりにもジェラール・ピケがセットプレーから決定的なヘディングシュートを放つなど、攻勢をかけたのはスペインだった。そして60分、右サイドからペナルティーエリアに入ったビトーロが相手のファウルを誘ってPKを獲得。シルバがゴール左隅へ冷静に決め、2-0とリードを広げた。
試合終盤は両チームとも選手交代を繰り返した。スペインは79分にコケがペナルティーエリア左側から強烈なシュートを放ったものの、枠の左へ。ベルギーも83分にデ・ブライネがペナルティーエリア左手前から狙ったが、GKデ・ヘアの好守に阻まれて得点とはならなかった。
試合は2-0で終了。シルバの2ゴールでスペインが快勝し、ロペテギ新監督の初陣を勝利で飾った。次戦は5日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選のリヒテンシュタイン戦に臨む。一方、完封負けを喫したベルギーは6日、キプロスとのアウェーゲームを控えている。
【スコア】
ベルギー代表 0-2 スペイン代表
By サッカーキング編集部
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