広州恒大復帰の可能性を報じられたリッピ氏 [写真]=Corbis via Getty Images
元イタリア代表監督のマルチェロ・リッピ氏が、中国スーパーリーグに所属する広州恒大の指揮官に復帰する可能性があるようだ。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が8日に報じている。
同紙によると、広州恒大はリッピ氏に3年契約を提示した模様。年俸は巨額の2000万ユーロ(約23億円)と報じられている。
現在68歳のリッピ氏は、2012年5月に広州恒大の指揮官に就任。中国スーパーリーグ3連覇を成し遂げ、2013年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制した。2014年11月の退任後は実質的な指導からは離れたが、テクニカルディレクターとして2015年2月まで同クラブに在籍していた。
以前から現場復帰へ意欲を見せていたリッピ氏。今年5月にはイタリア代表のテクニカルディレクター就任を有力視されていたが、イタリアサッカー連盟(FIGC)の規則に抵触したことで実現しなかった。同規則は昨年4月1日から適用されているもので「FIGCに携わる者の家族にサッカーの代理人業を従事するものがいてはならない」という内容。リッピ氏は息子が代理人を務めているため、規則に抵触することとなった。
広州恒大は今シーズン、AFCチャンピオンズリーグ連覇を目指したものの、グループステージで敗退。国内リーグでは第23節終了時点で首位を走っている。現在はルイス・フェリペ・スコラーリ監督が指揮を執っているが、リッピ監督の復帰は実現するだろうか。
By サッカーキング編集部
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