ウォーミングアップ中にファンの1人にボールをぶつけてしまったFWウィルチェク [写真]=FrontZoneSport via Getty Images
デンマーク・スーペルリーガのブレンビー対コペンハーゲンの一戦の前に、“シュートミスが人命を救う”という奇跡が起きていた。20日、大手メディア『ユーロスポーツ』が伝えている。
同メディアが伝えたところによると、同試合が始まる前のウォーミングアップでブレンビーに所属するポーランド人FWカミル・ウィルチェクがシュートミスしたボールが、ブレンビーファンの1人の頭を直撃。メディカルスタッフに運ばれ、X線検査が行われた。
なんと、この一見不幸に思える事態が奇跡を起こしていた。検査の結果、頭にボールが直撃したデイヴィッド・ニールセンさんの脳に腫瘍が発見されたのだ。ニールセンさんは自身のSNSでウィルチェクへの感謝の気持ちを綴っている。
「私の名前はデイヴィッド。コペンハーゲン戦のウォーミングアップ中にボールが直撃したファンの1人だよ。私は医療スタッフと、近くにいたファンやクラブ関係者の皆さんにお礼を言いたい。なぜなら、命を救ってもらったのだから。脳に腫瘍が見つかって、ウィルチェクがボールを当ててくれなかったら見つからなかっただろうから、彼にも感謝しているよ」
By サッカーキング編集部
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