ウズベキスタンに不可解なゴールを許した北朝鮮はグループDを2位で突破した [写真]=AMA/Getty Images
23日に行われたAFC U-16選手権のグループステージ第3戦、U-16北朝鮮代表対U-16ウズベキスタン代表戦で珍ゴールが生まれた。
互いに2連勝を飾って決勝トーナメント進出が決まった状況で行われた一戦は、前半をスコアレスで折り返す。
そして迎えた49分、不可解な得点が決まった。ウズベキスタンのGKジャスール・ウムルザコフが相手陣内深くに向かってパントキックを蹴り込むと、北朝鮮のGKチャン・ペッコがペナルティエリアを飛び出して対応する。
だが、目測を誤ったのか、ボールはヘディングを試みたチャン・ペッコの頭上を超えてゴールの方向へ。追いかける同選手はとても全力で走っているようには見えず、さらにボールまでかなり距離のある位置でダイブ。立ち上がってもう一度追いかけたが、そのままゴールラインを割った。
試合は、このゴールで先制したウズベキスタンがさらに2点を追加すると、北朝鮮も1点を返したものの3-1で終了している。
この結果、準々決勝ではグループDを1位で抜けたウズベキスタンがグループC2位のイラク代表と、グループDで2位となった北朝鮮はグループC1位のオマーン代表と戦うことに。また、北朝鮮はグループBを圧倒的な強さで首位通過した日本代表とは決勝まで当たらないことも決定した。
B組、C組のグループステージ第3戦が先に終了していたこともあり、北朝鮮が組み合わせを意識して意図的に敗れたとも考えられるほど、ウズベキスタンの先制ゴールは不可解なものであった。
なお、準々決勝は25日と26日に行われ、勝者には2017 U-17ワールドカップの出場権が与えられる。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト