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心臓発作の元南ア代表トヴェイ氏、搬送から1週間で退院 アフリカ制覇の元主将

2016.10.24

1996年のアフリカ・ネーションズ杯を制したトヴェイ氏(中央左) [写真]=Getty Images

 南アフリカサッカー連盟(SAFA)は22日、同国代表のテクニカルディレクターを務めているニール・トヴェイ氏が退院すると発表した。同氏は16日に心臓発作を起こし、病院へ搬送されていた。

 同氏の兄であるマーク・トヴェイ氏によれば、「彼(ニール氏)は今朝(22日の朝)に血液検査を受け、シャワーを浴びて少し散歩をした。ドクターは日曜日(23日)か月曜日(24日)に退院することを認めた」と声明を出している。

 16日の発表では、ニール氏は同日の午後、トレーニングの途中に心臓発作を起こして病院へ搬送された。医者の報告を待っている状況で「今後の数時間が山場になる」と伝えられていた。

 ニール・トヴェイ氏は1962年生まれの54歳。選手時代はダーバン・シティやカイザー・チーフスなどでプレーし、1996年のアフリカ・ネーションズカップでは南アフリカ代表のキャプテンとして優勝に貢献。イギリスメディア『BBC』は、ニール氏が同大会制覇を果たした代表チームで唯一、白人で主将を務めた人物と伝えている。

 同氏は現役引退後、数々のクラブで指揮官を歴任。昨年6月に南アフリカ代表のテクニカル・ディレクターに就任していた。『BBC』によれば、同職に就く4カ月前にも心臓発作を起こしていたという。

 兄のマーク氏は「これは信じられないストーリーで(回復を)祈ってくれた全ての南アフリカ人に感謝したい。奇跡のようだ」と、弟の回復を喜んでいる。

By サッカーキング編集部

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