オランダがクラーセン(7番)のPKで先制した [写真]=VI Images via Getty Images
国際親善試合が9日に行われ、オランダ代表とベルギー代表が対戦した。
両チームともに2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選を13日に控えており、それに向けての調整となる一戦。オランダはガラタサライに所属するMFウェスレイ・スナイデルやトッテナムに所属するFWフィンチェント・ヤンセンらがスタメン入り。一方のベルギーはチェルシーに所属するエデン・アザール、マンチェスター・Cに所属するMFケヴィン・デ・ブライネ、アトレティコ・マドリードに所属するMFヤニック・フェレイラ・カラスコらが先発メンバーに名を連ねた。約1年ぶりの代表復帰となったマンチェスター・CのDFヴァンサン・コンパニもスタメン入りしたが、直前のウォーミングアップで負傷し、代わりにワトフォードのDFクリスティアン・カバセレが入った。
試合は序盤からホームのオランダにアクシデントが続く。15分、スタイン・スハールスが負傷交代。さらに27分、ヤンセンも負傷し、バス・ドストとの交代を余儀なくされた。
早くも交代カードを2枚切ったオランダだったが、先制に成功する。38分、イェレマイン・レンスがエリア内で後ろから倒されてPKを獲得。キッカーのダフィ・クラーセンが真ん中に蹴り込んだ。前半はこのままオランダ1点リードで折り返す。
後半、流れを変えたいベルギーはドリース・メルテンスとデ・ブライネを下げて、ロメル・ルカクとトルガン・アザールを投入。E・アザールとT・アザールは兄弟として初めてベルギー代表で同じピッチに立った。
すると82分、ベルギーが試合を振り出しに戻す。エリア外中央で細かいパス交換でT・アザールからパスを受けたカラスコが、左足を思い切りよく振り抜く。ボールは相手DFに当たってGKの頭上を抜き、ゴールネットに吸い込まれた。
試合はこのまま1-1で終了。オランダはスハールス、ヤンセン、レンスの3名、ベルギーはコンパニとトーマス・ムニエと、両チーム合わせて5人の負傷者が出てしまい、W杯欧州予選に向けて後味の悪い試合となってしまった。
13日に行われるW杯欧州予選で、オランダは敵地でルクセンブルク代表と、ベルギーはホームでエストニア代表と対戦する。
【スコア】
オランダ代表 1-1 ベルギー代表
【得点者】
1-0 38分 ダフィ・クラーセン(オランダ)
1-1 82分 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(ベルギー)
By サッカーキング編集部
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