ビダル(左)とJ・ロドリゲス(右)のマッチアップ [写真]=LatinContent/Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第11節が10日に行われ、コロンビア代表とチリ代表が対戦した。
第10節を終えて勝ち点「17」で4位につけるコロンビアと、同「16」で5位のチリが激突。ホームのコロンビアは、GKダビド・オスピナやハメス・ロドリゲスらが先発メンバーに名を連ね、代表復帰を果たしたラダメル・ファルカオはベンチスタートとなった。対するチリは、アレクシス・サンチェスが欠場。GKクラウディオ・ブラボやアルトゥーロ・ビダルらが先発出場した。
開始早々、チリは右サイドからクロスを上げ、こぼれ球に反応したマルセロ・ディアスがミドルシュート。大きく枠を越えたが、積極的にゴールを目指す。チリは13分にも右サイドからの突破でチャンスを演出。コロンビアを押し込んでいった。15分にはペナルティーエリア手前でこぼれ球に反応したビダルが右足ダイレクトで狙う。浮き球にうまく合わせたが、シュートは枠のわずか右へ逸れた。
ホームで攻勢を受けたコロンビアも、37分にセットプレーから決定機を作り出す。敵陣左サイドからのFKをJ・ロドリゲスが蹴り込み、ファーサイドのオスカル・ムリージョがヘディングシュート。枠を捉えたが、GKブラボのファインセーブに阻まれた。コロンビアは前半アディショナルタイムにもセットプレーからミゲル・ボルハがボレーで決定機を迎えたが、またもGKブラボの好セーブに阻まれた。
前半はスコアレスで終了。コロンビアは後半開始時から、ファルカオを投入してゴールを目指す。52分、右サイドの背後を突いたサンティアゴ・アリアスがペナルティーエリア右奥でスルーパスに反応。突破を目指したが、飛び出してきたGKブラボに阻まれた。両者は交錯し、GKブラボはピッチに倒れ込んだ。
GKブラボはプレーを再開したものの、60分にはボールと関係のないところで負傷。右太ももを痛めた様子で、64分に途中交代を余儀なくされることとなった。
アクシデントに見舞われたチリに対し、コロンビアが攻勢を強める展開となった。78分にはペナルティーエリア内でボールを持ったファルカオが鋭いドリブルから右足を振り抜いたが、相手DFにブロックされた。左CKを蹴りに向かうJ・ロドリゲスは観客にさらなる声援を要求し、ホームでの勝利を目指す。しかし、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。
試合は0-0で終了。コロンビアはホームで勝ち切ることができず、チリと勝ち点1を分け合う結果となった。コロンビアの次節は15日、敵地でアルゼンチンと対戦。チリは同日、ウルグアイをホームに迎える。
【スコア】
コロンビア代表 0-0 チリ代表
By サッカーキング編集部
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