レヴァークーゼン戦後のドーピング検査で違反が発覚したエレメンコ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
CSKAモスクワ(ロシア)に所属するフィンランド代表MFロマン・エレメンコが、ドーピング規定違反により、2年間の出場停止処分を受けた。UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HP『UEFA.com』が18日に伝えている。
同HPによると、エレメンコは9月14日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のレヴァークーゼン戦後にドーピング検査を受けた結果、陽性反応が検出されたという。UEFA管理・倫理・規律委員会(CEDB)は18日に処分を発表。同選手は全ての公式戦を対象とする2年間の出場停止処分を言い渡された。
『UEFA.com』は「同選手のAサンプルからはコカインの反応だけでなく、世界アンチドーピング機構(WADA)の2016年度禁止薬物リスト『S6』で使用を禁じた興奮作用のある代謝産物が検出されていた」と伝え、「UEFAアンチドーピング規定に違反したことが確定し、CEDBは暫定の出場停止処分が下された2016年10月6日から2年間の試合出場を禁止する処分を下した」と、発表している。
なおエレメンコ側は、今回の処分を不服とする場合、書面による処分理由の受領から3日以内であれば上訴できると併せて伝えられている。
エレメンコは1987年生まれの29歳。フィンランドのFFヤロから2005年にウディネーゼへ移籍し、シエナやディナモ・キエフ、ルビン・カザンを経て2014年からCSKAモスクワでプレーしている。2007年からはフィンランド代表にも選出。ドーピング検査を受けたレヴァークーゼン戦では、1-2で迎えた39分に同点ゴールを記録していた。
By サッカーキング編集部
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