2011年7月からアメリカ代表の指揮を執っていたクリンスマン監督 [写真]=Icon Sportswire via Getty Images
アメリカサッカー連盟(USSF)は21日、同国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督の解任を発表した。
クリンスマン監督は2011年7月にアメリカ代表監督に就任。2013年には12連勝を記録し、年間16勝で勝率76パーセント超と躍進を遂げた。2014年のブラジル・ワールドカップでは、ドイツとポルトガル、ガーナと同居したグループGを1勝1分け1敗の勝ち点「4」で2位通過。決勝トーナメント進出を果たした。また今年6月のコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016でも4位に入るなど、実績を残してきた。
しかし、今月に開幕した2018 FIFAワールドカップ ロシア 北中米カリブ海5次予選(最終予選)では、11日の第1節メキシコ戦で1-2と敗れ、15日のコスタリカ戦ではアウェーで0-4と大敗。開幕2連敗を喫し、最下位に沈んでいる。全6チームでW杯出場枠3.5(4位は大陸連盟間プレーオフへ)を争う最終予選において、スタートダッシュに失敗した。
USSFのスニル・グラティ会長は「アメリカ代表の監督とテクニカルディレクターを務めるユルゲン・クリンスマンとの別れという、困難な決断を下した。我々は過去5年間、ハードワークをしてくれたユルゲンに感謝したいと思っている。彼は代表を率いる責任を誇りを持って受け止め、かなりの成果を出してくれた」と、功績に感謝。以下のように続けた。
「ロシア2018(W杯)に進む手助けをしてくれる、クオリティーの高い選手が数多くいると確信している。この点において、我々はチームの成長と成果(を出すということ)のために、別の道を進む必要があると信じている」
By サッカーキング編集部
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