シアトル・サウンダーズがMLSカップ優勝を果たした [写真]=Toronto Star via Getty Images
MLSカップ決勝が10日に行われ、遠藤翼が所属するトロントFCとシアトル・サウンダーズが対戦した。
遠藤がベンチ入りを果たしたトロントFCは開始早々の2分、セバスティアン・ジョヴィンコの落としからジョジー・アルティドールがシュートを放つが、右に外れる。さらに15分には、エリア手前でジョヴィンコが相手を引きつけ、ボックス内のアルティドールへパス。同選手の落としをジョナサン・オソリオがシュートするが、GKステファン・フレイにキャッチされてしまう。
後半に入って49分、トロントFCはジョヴィンコがゴール前で決定機を迎えたが、シュートを枠に飛ばすことができない。攻め続ける同クラブは後半アディショナルタイム2分に、マイケル・ブラッドリーの右CKをニック・ハッグランドがゴール前へそらし、それをアルティドールが押し込もうとしたが、GKフレイがエリア外に弾き出してピンチを防いだ。
延長戦に入ってもトロントFCの攻勢が続いた。108分、右サイドをトゥサン・リケッツが突破し高いクロスを上げると、アルティドールがゴール右上をヘディングで狙う。しかしGKフレイに横っ飛びでスーパーセーブされ、またもゴールをこじ開けることができない。スコアは動かないまま120分が終了し、タイトルの行方はPK戦で決着することとなった。
先攻のトロントFCは、2人目のマイケル・ブラッドリーが失敗。一方のシアトル・サウンダーズも3人目のアルバロ・フェルナンデスが失敗した。4-4で迎えたトロントFCの6人目、ジャスティン・モロウのキックがバーに弾かれると、シアトル・サウンダーズはロマン・トーレスが枠の真ん中に突き刺して試合を決した。
勝利したシアトル・サウンダーズは、MLSカップを初制覇。一方のトロントFCは試合を支配しながらもゴールを割れず、苦杯をなめることになった。なお、遠藤に出場機会は訪れていない。
【スコア】
トロントFC 0 - 0(PK:4-5) シアトル・サウンダーズ
By サッカーキング編集部
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