中国クラブへの移籍を拒否する意向を示したベンフィカFWヒメネス [写真]=Getty Images
ベンフィカに所属するメキシコ代表FWラウール・ヒメネスが、メキシコのテレビ番組『ジュガンド・クラーロ』のインタビューに応じ、中国のクラブからオファーが届いたことを認めながらも、移籍の可能性を否定した。17日付のポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。
現在25歳のヒメネスは、2012年のロンドン・オリンピック優勝メンバーの1人。今シーズンはリーグ戦10試合に出場して5ゴールを記録している。同選手に関しては、ベンフィカの会長を務めるルイス・フェリペ・ヴィエイラ氏と代理人のジョルジュ・メンデス氏が中国を訪問し、移籍に向けて売り込みをかけていたと12日付の同紙が報じている。さらに、中国スーパーリーグの天津権健がオファーを提示したという情報もあり、去就が注目されていた。
移籍報道の渦中にあるヒメネスは情報の真偽について問われ、「ベンフィカにとっても、僕にとっても、金銭面で魅力的なオファーが届いた」と語り、中国クラブからオファーを受けた事実を認めた。しかしながら、「僕が望んでいるものはお金よりもフットボーラーとしての栄光だ。ベンフィカに残ることを決めたよ」とコメント。中国への移籍を拒否し、ベンフィカでのプレーを続ける意向を示した。
また同選手は「ベンフィカでのプレーに満足しているし、ヨーロッパの舞台でさらに選手として成長できると思っている。僕は自分の将来性を信じているからね」とコメント。ベンフィカは中国クラブの“爆買い”を逆手に利用しようと、同選手の売却に動いていたが、思惑どおりにはいかなかったようだ。
(記事/Footmedia)
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