中国スーパーリーグの天津権健は30日、ビジャレアルからブラジル人FWアレシャンドレ・パトを獲得したことを発表した。
スペイン紙『マルカ』などによると、パトは移籍金1800万ユーロ(約22億円)で天津権健に加入した模様。契約期間は3年半で、年俸はビジャレアル在籍時の3倍となる600万ユーロ(約7億3000万円)になると伝えられている。
天津権健は元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏が指揮官を務めており、今シーズンからは1部に昇格。チームには、今冬加入したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルや元ブラジル代表MFジャジソンらが所属している。パト加入に際し、カンナバーロ監督は自身のツイッターを更新。ヴィツェルとパトのツーショットを掲載した。
Witsel and Pato ⚽🇨🇳#china #tianjin #quanjian #witsel #pato pic.twitter.com/QfnECtC8ME
— Fabio Cannavaro (@fabiocannavaro) January 30, 2017
パトは1989年生まれの27歳。インテルナシオナウで2006年にデビューを果たし、翌2007年夏にミランへ移籍した。2008-09シーズンにはセリエAで15ゴールを挙げる活躍を見せたが、次第に出場機会が減少。度重なる負傷に苦しみ、2013年1月にコリンチャンスへ移籍した。
母国ブラジル復帰後、サンパウロへのレンタル移籍も経験したパトは、今年1月にコリンチャンスからチェルシーへレンタル移籍で加入。2回目のヨーロッパ挑戦となったが、しかし加入後3カ月間は出場機会を得られず、最終的には2試合の出場にとどまった。昨夏にビジャレアルに完全移籍を果たし、背番号「10」を背負ったが、今シーズンはリーグ戦14試合出場で2ゴールにとどまっていた。