スポンサー契約の延長を発表したエプソン・シンガポールの田中俊光マネジングディレクター(写真左)とゲイラン・インターナショナルFCのベン・テン会長
Sリーグのゲイラン・インターナショナルFCは2月10日、精密機器メーカーのエプソン・シンガポールとメインスポンサー契約を延長したことを発表した。エプソンのスポンサー契約は、昨年に引き続き2年目。
ゲイランはエプソンとの関係を通して、日本サッカーとのつながりを深めている。エプソンがJ2リーグ松本山雅FCのメインスポンサーを務めていることから、昨年11月には同クラブと業務提携契約を締結。業務提携の一環として、今年1月にはゲイランからMFガブリエル・クアック、FWシャワル・アヌアルの2選手が、静岡で行われた松本のキャンプに参加した。
さらに松本U-18監督の臼井弘貴氏がゲイランに派遣され、同クラブのU-15およびU-17のコーチとして指導にあたることになっている。臼井氏はすでにシンガポールに渡っており、これから選手のセレクションを行った後、本格的な指導は3月から開始される予定。臼井氏は「日本から派遣されたプロコーチとして、シンガポールでしっかりとした爪痕を残したい」と意気込みを見せる。
エプソン・シンガポールの田中俊光マネジングディレクターは、「(ゲイランとのスポンサー契約の)1年目は両者にとってウィンウィンの結果をもたらしてくれたが、サッカーを通じて地域コミュニティをつなげていくためにできることはまだあるはず。ユース世代や若い選手の育成をはじめ、今後もさまざまな活動を続けていきたい」とスポンサー契約の意義を強調した。
また、エプソン以外のスポンサーも同時に発表され、日本国外での研修事業を手掛ける日系企業「スパイスアップ」がユニフォーム袖スポンサーとなることが紹介された。同社は日本人コミュニティを対象にしたゲイランのマーケティング活動のアドバイザーも務める予定となっている。
(アジアサッカー研究所/安藤)
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